2015年の終わりに

2015年12月31日 23:08

今年のネタを今年のうちにかくことは
さくっと諦めて、
2015年、皆様お世話になりました。

この1年だけ、
神様が早送りされてしまったのではないのか
と思うくらい、あまり記憶がありません。

随分前に部屋を片付けていた時のこと。
幼稚園から保護者への宿題、
「なつやすみのしおり」がでてきました。


読み返していたら、
あの日々が生々しく私の中に戻ってきて
無我夢中な自分がそこにいました。


でも、過ぎし日々を
どこか他人事のように振り返っている自分もいました。

しかし、先日。

ふと母に、

『 あの長い月日を、
1度も泣き言も言わずによく頑張ったと思うよ。』

と言われた時、初めて
『 あぁ、私はそんなだったのか。私も頑張ってたのかな。 』と
じわりと涙がこみあげました。

常に張り詰め、
泣き言をいう暇もなかっただけだと思うのですが。

知っていると、やっている。
そこには1億光年のひらきがある。と聞きます。

夫の発病は、私達夫婦にとって
人生の折り返し地点とも言える年の頃でした。
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精一杯の笑顔で入院初日、タクシーの中で。

人生はいつか終わるとわかっていつつも、
その「 いつか 」が「 今日 」かもしれない、
「 いつか 」は遠い未来とは限らない。
という現実を直視せざるを得ない日々でした。

生きていてほしい、
皆で生きたい、
その思いを強く抱きつづける月日を経て

愚かにも『 もう○○歳だから 』と人生、
尻すぼみ的な考えがちになっていた私は
『 まだ○○歳なのに 』と
人生の捉え方を一変させられました。

例え何歳であっても
何かを始めるチャンスがあるというのは
素晴らしい幸運なんだ、と。

そして
値観が変わるというよりは
幸せの優先順位が明確になりました。

あの体験に意義があるならば
この先、残りの人生がある有り難さ、
今、この日々への感謝、
世界中の何よりも大切だと思える家族が生きていてくれること、
そして一緒に過ごせること、

そんな、小さなことに、
何よりの幸せを感じる心を
持てたことかもしれません。

そして、多くの人の優しさに
触れられたことかと思います。

この先、
いただいた優しさにキチンと感謝し
優しさのお返しをできる人間に
ならなくてはいけないと思います。

そんな中、
2015年、とりわけ感謝を伝えておきたい人がいます。

あの日々を駆け抜けてこれたのは

支えていただかた方々のお陰であり、
忍耐強く頑張ってくれた夫のお陰であり、

でも

なりよりSOにありがとう、と伝えたい。

いつか娘に、このありがとうをキチンと伝えるために
しっかり書き残しておきたいと思います。

そう。今日のブログはまだまた続くのです(笑)
ご興味ない方はまた次回。


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3月。
夫の発病時、娘は幼稚園入園を間近に控え
バギーを卒業したばかりの3歳児でした。
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片道1時間のお見舞い。
いつも誰かに付き添っていただくも
3歳児を連れての日々は楽ではありませんでした。


夫が食べれそう、飲めそう、と聞けば
少しでもカロリーをとってほしくて
コンビニの飲み物を毎日かいしめたり

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帽子、パジャマ、腹巻、
アームウォーマー、靴下、
ハンドタオル、バスタオル、
毎日、交換が必要な衣類達

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「洗濯済み用」と「洗い物用」
それぞれの圧縮袋に詰めて
パンパンの鞄を抱えて足を運んだり、

幼稚園にすすむと、
母親へのコミットメントが厳しく、
夫の看病、幼稚園、ジョジョの通院。

毎月、毎日、
スケジュールは真っ赤に埋め尽くされました。

夫専用に買った手帳。
夫の体調、薬の変更、差し入れた物、
食べれた物、会いに来てくれた方、etc
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長年、父の看護をしていた母の勧めで
全部書き留めていました。

5ヶ月ちょっとの入院中、
お見舞いをお休みしたのは18日。

うち半分は仮退院の決定後、
大部屋にうつった後のことでした。

大部屋にうつった途端に
休みすぎなんですけど(笑)
夫が自分で買い出しや
洗濯に行けるようになったというのもあります。

何より、仮退院も決まり
夫の体調が安定して、毎日顔を見なくても
安心出来るようになったというのが大きかった。

実は入院して間もない頃。
怒ってはいけないと思いつつも
不安とプレッシャーに押しつぶされそうだった私は
とあることから、夫に感情的な態度をとってしまいました。

『 明日は来ませんから。 』

そう言い放って病室を後にした次の日。
抗がん剤の副作用で夫の髪がごそっと抜けました。

さすがに、病室に駆け付けた私が見たのは
闘病中の夫の姿でした。
それは、夫が今直面している厳しい現実をまざまざと
つきつけられた出来事でした。

それから、夫の容態は日々変わり続け
怖くて、お見舞いを休めなかったのです。
我ながら、よく通えたよな、と思います(苦笑)

そして、
そんな日々に付き合ってくれていたのが、
まだたった3歳だったSOなのです。

SOが毎日楽しく幼稚園に行ってくれたこと。

父不在の日々を、普通に過ごしてくれたこと。

そして、お母さんだいすき!と
いつも沢山言って、私を和ませてくれたこと。
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それらに支えられて、
母はへこたれずにいられたんだと思います。
夫も1日も早く退院しよう、と頑張れたといいます。

病室にSOの写真は飾りませんでした。

見ると泣いてしまうから、と(笑)

友人が作ってくれた
SOの似顔絵Tシャツを
夫が病室に飾れるようになったのは、
退院の半月ほど前になった頃だったと思います。

誰も、お父さんがいつ帰れるのか言わなかった。
言えなかった。

SOも、1度もお父さんはいつ帰るの?と聞かなかった。


ガラス越しにしか会えぬ日々の中で
お父さんがいなくても平気なのかな?と
思ったことすらありました。

でも、入院から5ヶ月。
仮退院が決まって、ついに退院が見えてきた時、

『 もうすぐおうちに帰れるからね 』と
夫が待ちきれずにSOに伝えました。

その日を境に
『 お父さんはあといくつ寝たら帰ってるの?』
それまでの日々が嘘のように、
連日私に尋ねてくるようになりました。

そうして、仮退院を終えた夜のこと。

仮退院は、いきなり日常に戻るのではなく
数日間日常生活を体験し、
食べれなかった、眠れなかった、熱がでた、など
本退院にむけて宿題をあぶり出すための
試運転みたいな機会であります。

何の問題もなく仮退院を終え、
これなら本退院も近いね!と夫を病院に送り返しました。

SOも入院の時以来、初めて
夫を病院まで見送りにつれていきました。
それまでは、帰りのわからぬ父の見送りに
SOを付きあわせることは、酷すぎてできませんでした。


SOが行きの道中で寝てしまったので、
夫を病院の入口で降ろし、帰路にむけて出発した時、
娘が起きました。

『 おとうさんは?おとうさんはどこ?
お父さんにあいたい!!』

これまで、1度も駄々をこねたことのなかったSOが
ポロポロと大粒の涙をこぼして叫びはじめました。

『 おとう、おとうさんに、あ、あいたいっ!』

涙と鼻水でグシャグシャになりながら、
しゃくりあげる娘を抱きかかえて、車を戻し
夫のあとを追いかけました。

大泣きしながら、夫に抱きつく娘。
泣きすぎて、もはや「 おとうさん 」と
言うことも出来ませんでした。

退院が決まっていなかったら、
私達はとても見るに耐えられなかったと思います。

『 大丈夫。もうすぐ帰るからね。 』
何度も何度もSOに伝え、何度も何度もSOも頷き
断腸の思いで帰宅しました。

お父さんが入院していた5ヶ月。
小さな心なりに一生懸命がんばってくれていたSO。

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その明るさ笑顔に、支え続けられ
寝顔を眺めながら、お母さんもっと強くなるからね。と
語りかける日々でした。

やがてSOが大人になった時、
この日々のことを、ぼんやりとしか
思い出すことができないかもしれないけど
本当にSOちゃんありがとう。
本当にありがとう。


私のブログ史上、
もっとも長文になったと思います(笑)

生々しい日々を書くことに抵抗がありつつも
忘れてしまう前に記しておこうと思いました。

最後までお読みいただいた方が
どれ程いるのかわかりませんが、
乱文にて申し訳ありません。

2015年を家族で過ごしたく、急いで書き上げました。

2015年が終わろうとしています。
やっと終わってくれるんだな、と
どこか安堵しています。

皆様、本年は本当に本当にお世話になりました。
皆様に支えられて、この1年を無事に乗り切ることができました。
夫もおかげさまで元気です。
お正月の会食三昧を楽しみに待っています(笑)

来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。


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コメント

  1. じゅんこ | URL | wkSORYxQ

    (о´∀`о)

    2016年はもっともっと笑顔が増えるといいですね☆
    家族の在り方を教えてもらった気がしています。私もがんばります(適度にw)。

  2. ユーリアママ | URL | Z9czMKss

    Re:2015年の終わりに

    soちゃん ありがとう。soちゃんがいてくれたから、お母さんが頑張れたんだね。
    その頑張りがあったから、お父さんがよくなったんだね。

    私もsoちゃんに感謝です。soちゃんが小さな胸を痛めていた事を思っただけで、涙が止まりません。
    幸せが、すぐそばにある、何でもない日常にある事を、教えていただきました。
    ありがとうございます。
    今年も幸せのブログを楽しみにしています。



  3. kazoo2008 | URL | -

    Re: (о´∀`о)

    ■じゅんこさま

    ありがとうございます。
    笑う門には福来るでゆるゆると過ごしたいと思います(*^_^*)

  4. kazoo2008 | URL | -

    Re: Re:2015年の終わりに

    ■ユーリアママさま

    いつも心配して気にかけていただきありがとうございました。
    色々続いてコーシングやイベントからすっかり足が遠のいてしまいましたので
    ユーリアママさまとも会えず残念です。
    お会いできた際には元気になった夫と、相変わらずなジョジョスと
    大きくなったSOを見てやってくださいね!!

  5. 管理人 | URL | -

    あけましておめでとうございます。貴サイト拝見しまして非常に良いコンテンツを配信されており勝手ながらリンク集に追加させていただきました。こちらです。kaigaikekkonn2.info 相互リンク、ぜひご検討いただければ幸いです。

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